衣服にガムがついたことはありますか?
結構厄介な汚れですよね。
今回は、子供がパーカーのポケットにガム(新しいもの)を入れたままだったのを、私は知らずに、そのまま洗濯してしまいました。
買ったばかりのユニクロのUVカットパーカーです。
いきなり、ガムを付けてしまったので、ショックでした。
結構べったりついてました。さて、子供のためにもぜひ落とさねばなりません!ガムが衣服についてから時間が経過していたのが気になったので、もう少し調べることにしました。
ガムってそもそも何でできている?
汚れを落とすためには、そもそもその汚れは何か?を調べてみました。汚れがわかれば、効率よく落とす方法が見えてくるからです。
さっそく、ガムの主成分を調べてみました。
ガムの主成分
- 植物性樹脂
- 酢酸ビニル樹脂
- エステルガム
- ポリイソブチレン
- 炭酸カルシウム
(参考 日本チューイングガム協会)
いろいろ調べていると、ほとんどのチューイングガムの主成分が、「酢酸ビニル樹脂」でできているようなので、酢酸ビニル樹脂の性質について調べてみました
酢酸ビニル樹脂はどんな性質なのか?
いろいろ調べて洗濯に影響がありそうな性質について列挙したいと思います。
- 水に溶けない
- 油に溶ける
- 温度で変化する
- 木工用ボンドとチューインガムの主成分
これらの性質をうまく使って、汚れを落とせるといいなーと思いました。
どうやったらとれるのか?
服についたチューインガムの取り方はいろいろありました。調べて多かった順に書いていきたいと思います。
- 氷で固める。もしくは冷凍庫に入れる(ロッテや、日本チューイングガム協会も推奨していました)
- 油でとる(油に溶ける性質を使っているようです)
- ベンジン溶剤でとる
- お湯でとる(チューイングガムではなく、木工用ボンドの取り方で出てくることが多かったです)
一番簡単で、手間がかからないものを試してみよう!と思い、早速実践してみました。
まずは、氷で固めてみた
ロッテやグリコ、日本チューイングガム協会というところが勧めているということもあり、氷で固めることにしました。
氷を10分ほど置いておけば、チューイングガムが固まって、取れやすくなるというのです。
早速やってみました。
ポケットの裏表に、べったりとついていましたので、氷と、保冷材で挟み込みました。
こんなに氷はいらなかったようです。1つか2つ直接ガムにつけておけばよかったみたいでした。
結果は、
ここまで取れましたが、思ったより落ちが悪かったです。
このまま洗おうか迷いましたが、もう少しガムを落としたいなーと思い、次のステップへ。
冷凍庫に入れてみた
氷ではあまり冷えなかったのか―と思い、今度は、冷凍庫にいれてみました。
結果的に、8時間以上入れっぱなしです。
服をビニール袋に入れて、冷凍庫へ。
落ちることを期待していました。
結果は、あまり変わらず。予想以上にチューイングガムは固まっておらず、べたべたした感じが残っていました。
困ったときの重曹だのみ
困ったときは、重曹をつかうようにしているので、とにかく重曹を、ガムの部分に振りかけてみました。重曹の細かい粒子がガムと混ざり合って、取れたらいいなーと根拠もなく思っていました。
で、残りのガム部分に重曹を振りかけてみました。
もんでみましたが、何も変わらず、余計に布地にガムがひっついていくような気になり、慌ててやめました。
さて、どうしようかと悩んでいた時にひらめいたのが「湯」でした。
木工用ボンドを落とす方法で使われていた、「お湯」です。
同じ成分なら、きっと効果があるはずと、信じてお湯につけてみました。
熱湯に浸けてみた
コップにお湯を入れ、ポケット部分を浸けてみました。
すると、なんか様子が変わりました。白いものが浮き始めたのです!
パーカーを取り出すと、白い物体が残っていました。これがガムです。熱湯で固まってしまったのでしょうか。
さて、パーカーのポケット部分はどうなったでしょうか!
表部分
裏部分
見事に取れていました!!すごい熱湯!!
※取り出すときは、非常に布が熱くなっていますので、ご注意ください。
無事取れましたので、普通に洗濯をして乾かしました。
布には、チューイングガムが跡形もなく、きれいに取れていて、子供も喜んでくれましたー。
もし、同じように、チューイングガムと一緒に衣類を洗ってしまったとか、布地にチューイングガムがついてしまった場合の参考になればウレシイです♪