賢い主婦なら知っている。家にカビ・ダニを増やさない3つのポイント

スポンサーリンク
こぼれ話
この記事は約5分で読めます。

梅雨の、じめじめ暑ーいこの時期、特にカビ・ダニが増えやすいですよね。カビダニはいろいろ問題があります。その問題や、カビダニを増やさない方法をまとめてみました。

カビ・ダニが繁殖しやすい環境
「湿度60%以上」
「温度25度~30度」
「湿気の多い場所、空気のよどんでいる場所」

まさに6月から9月は、上記2点の環境が整いやすい!そのため、カビ・ダニが増えやすくなるので、注意が必要なんですね。

カビ、ダニがダメな理由

カビ、ダニが増えると、アレルギー疾患をはじめとした健康への影響が現われることもあるのです。

カビによる病気

カビ類の総称は「真菌(しんきん)」と呼ばれています。たくさんある種類の中で、私たちの体に悪い影響を及ぼすものがあります。

  • 水虫:白癬菌(はくせんきん)
  • 夏型過敏性肺炎:トリコスポロンという真菌を吸い込むことにより、アレルギー性の肺炎を起こす病気。しつこいせき、発熱など夏風邪によく似た症状
  • 口腔カンジダ症:痛みや違和感、口の中の粘膜に、はがれやすい白い苔状のものができることもある
  • 慢性肺アスペルギルス症:「アスペルギルス」という真菌を吸い込んで、肺で繁殖しておこる。せき、たんなど、風邪と似たような症状からはじまり、進行すると血たん、息切れがみられることがあります

また、体内に入ると体の免疫が反応して「アレルギー症状」を起こすことがあります。
カビの胞子はとっても小さいので、空気中に舞いやすく、掃除の時は、マスクをするなど注意が必要です。

ダニによる病気

ダニも、注意が必要です。

家の中にいるダニ

  1. ツメダニ:人を刺す
  2. イエダニ:人を吸血する
  3. チリダニ:アレルギー症状を起こすアレルゲンとなる(ぜんそく、鼻炎)

特に、気を付けたいのが、チリダニ。肉眼ではほとんどみえない「体長が0.3~0.6mm」とごく小さいチリダニ科のヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニには、注意が必要です。というのも、アレルギー鼻炎の約6割はダニが原因だからです!!
また、ダニそのものだけでなく、その「ふん」や「死がい」もアレルゲンの原因になり、「ぜんそく」「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」「結膜炎」「アナフィキラシー」のような病気を引き起こしたり、悪化させる可能性があるからです。

ダニが繁殖しやすい環境

  1. 湿度60%以上
  2. 温度25度~30度
  3. 場所 ふとん、カーペット、畳など

注意
お好み粉、ホットケーキ粉といった粉製品は要注意。
開封後に、戸棚に保管しておくと、ダニ(コナヒョウダニなど)が繁殖することがあります。それを調理して食べ、じんましんなどのアレルギー症状を起こす事例もたくさんあるようです。中には、アナキフィラシー(意識低下、呼吸困難など)症状を起こした例もあるようです。粉製品を使うときは、以下のことを気を付けたほうが良いようです。

  1. 開封後は、清潔で密閉容器に移し替える
  2. 冷蔵庫で保存し、早めに使い切る

簡単にできる!カビ・ダニ対策

でも、ちょっとした心がけで繁殖を防ぐことができます。
どれも、簡単にできる方法ばかりなので、ご紹介してきたいと思います。

カビ・ダニを増やさない「基本テクニック3」

基本テク1部屋の空気の入れ替えをしよう
最近の住宅は気密性がとても高くなっているため、しっかりと換気をしないと空気の入れ替えができなくなってしまいます。その結果、温度が高くなりがちで、カビやダニを増やす要因となります。
定期的に窓を開けて、空気の入れ替えをするのが大事です。

窓やドアを一か所を開けるのではなく、空気の入り口と出口の2か所を作ると、短時間で効率よく換気ができます。

基本テク2換気扇を積極的に使う
台所や浴室で換気扇をつけたら、用が終わってもしばらく回しておきましょう。料理や、入浴のあとも、しばらくは湿気がこもっているので、換気扇のタイマーなどを使って換気をしましょう。

基本テク3マメに掃除をする

ホコリは室内の水分を吸いやすく、ダニやカビの胞子もたくさん含まれているので、湿度のたかーい梅雨時は、掃除機をかける頻度を増やすことが大事です。

カビの多い場所と対策

浴室・洗面所

最後は壁に水シャワー
石けんや垢は、カビの栄養源。浴室を出るときには、壁に水シャワーをかけて洗い流すと、浴室の温度を下げてカビの発生を抑えられます。
カビを見つけたら除去
浴槽の壁などにカビが目立ち始めたら、早めにカビ取り洗浄剤で除去する

参考
バスルームのカビ対策

ドラム式の洗濯機の掃除

ホタテ貝殻の洗濯槽カビ取りクリーナーを試してみました

キッチン

食器は完全に乾かす

食器棚に湿った食器をいれるのは、カビの元!完全に乾かしてからしまおう。

シンクは、毎回洗って、ピカピカに

食器を洗うついでにザッと洗うと、いつもピカピカに。
徹底するなら、水分を拭き取ったり、アルコールスプレーをつかうのも◎。
参考
重曹とクエン酸でシンクをピカピカに!
水道の蛇口シャワーもカビ対策!

冷蔵庫もまめにお掃除
冷蔵庫も、気温が低いからと油断してはいけない。意外に汚れているので、アルコールで拭くなど、まめにお掃除が必要です。

参考
冷蔵庫の野菜庫もカビ対策!

玄関・靴箱
靴箱は、定期的に風を通す
玄関は空気がよどんで、結露が生じしやすいところ。晴れた日は、靴箱の戸を開けて風を通そう。

リビング

エアコンフィルターは、まめに掃除を

エアコンフィルターには、ホコリとともにカビが付きやすいので、2週間に1度は掃除するのがおすすめ。

押し入れ・クローゼットは風を通そう
押し入れや、クローゼットは、風の通りをよくする必要があります。晴れた日はしばらく開けて風を通そう。すのこを使うのも一つです。

ダニの多い場所と対策

寝室

ふとんはこまめに干す
晴れた日にじっくり布団を干す。シーツや布団カバーも、こまめに洗濯をする

ふとんにも掃除機を
布団を干したり、布団乾燥機を使っただけでは、ダニの死骸などがのこります。干した後は掃除機をかけよう。

リビング
絨毯、ラグには念入りに掃除機を

じゅうたんはダニが繁殖しやすいので、念入りに掃除機をかけよう。
じゅうたんに立てと横と十字に掃除機をかけたり、1平方メートルあたり、20秒とゆっくりとかけるのがポイントです。

ソファにも掃除機を

布製のソファやクッション、ぬいぐるみにもダニが繁殖しやすいので、時々は掃除機をかけよう。

あまり、神経質になるのも問題ですが、時々意識するといいんじゃないのかなーと思います!